【天皇賞春】キズナは本当に強いのか・・・?

こんにちは競馬ウィニングです。あと1週間ほどでゴールデンウィークですね。
待ち遠しくて浮足立ってきている人も多いのではないでしょうか。遠出される方、お家でのんびりされる方、休み無く働く人などそれぞれの過ごし方があるかと思いますが、ゴールデンウィーク中に開催される天皇賞春(5/3)を見て盛り上がるのはいかがでしょうか?

人気上位馬の1頭として今多くの競馬ファンの注目を集めているキズナも天皇賞(春)に出走する予定です。

キズナと言えばJRA80周年の年に日本ダービーで武豊騎手の復活勝利を挙げ、日本の競馬界を大いに盛り上げてくれた馬です。ダービー後も凱旋門賞に挑戦したり、昨年は骨折して怪我に悩まされたりと色々ありましたが、今年は本格的に復帰して新たなスタートをきりました。

骨折明け1戦目は2月に京都で開催された京都記念(GⅡ)でした。結果は3着に入着。馬体重も20kg以上増えて以前のようなキレた動きは見せることは出来ませんでしたが、骨折の休み明けで約9ヶ月ぶりのレースとしてはまずまずな内容だったと思います。詳しいレースタイムは省きますが、前半スローペースで後半はやや引き締まったかなというレースで、上がり33秒3というメンバー最速の末脚を出しました。この点については高評価です。休み明けで馬体重も増えてこれだけ走れれば合格点でしょう。2戦目も期待できる内容でした。

そして続く2戦目は4月に阪神で開催された産経大阪杯(GⅡ)でした。ここでは馬体重を更に8kg絞ってきてます。多少引き締まった感じはするかな?という程度の見た目でしたが前走よりは状態は良さそうでしたね。しかし結果は無情にもラキシスに2馬身突き放されての2着でした。理由はおそらく不良馬場でしょう。1着になったラキシスとは適正の差で負けたと見られます。脚の不安も解消されつつあり、状態は良さそうですが復帰後の1勝はまた獲れずに終わりました。

そしてついに来る5/3(日)は京都競馬場で開催される長距離王者決定戦・天皇賞(春)です。昨年はこのレース直後に骨折が判明したので雪辱を果たしたいという思いもあるでしょう。

さて、ここで記事タイトルでも議題となっている“キズナは本当に強いのか・・・?”という点について考察したいと思います。日本ダービーを勝っているのだから強い馬であることは間違いありません。なら強いってことで話は終わり?
いいえ、強い馬であることは分かるのですが、実は今回議題にしたいのは“強さ”についてではありません。本当に問いたいこととはキズナが強いかどうか?ではなく、キズナの評価は適切なのか?ということです。

上記でも言いましたがキズナはJRA80周年の記念すべき年の日本ダービーという舞台で優勝しました。騎手はあの武豊騎手です。競馬を知らない人でも名前くらいは聞いたことがあるでしょう。この時はテレビや雑誌でも大きく取り上げられましたね。「キズナプロジェクト」というタイトルであの有名なTV番組「情熱大陸」に出たほどです。
さらにキズナという名前は震災を改めて考えさせてくれるという特異さがあります。ダービーを勝った2013年は日本はまだまだ復興の最中でしたし(現在もそうですが・・・)、高い宣伝効果があったかと思われます。震災後の日本を盛り上げるためにも、そして競馬を盛り上げるためにキズナは一役買ったというふうに筆者は考えております。
JRAが仕組んだと言ったら聞こえは悪いですが、メディアによって大きく取り上げられて実際の馬の実力以上の評価がなされていた可能性はあります。これが尾を引いて今でも過大評価されていると筆者は考えます。

キズナは、実はメディアが謳っているような「怪物級」でもなければ「不死鳥」でもないし「最強」でもありません。大阪杯の時のように、条件が合わなければ他の馬にも普通に負ける馬です。確かに能力は抜きん出るものがありますし、ポテンシャルも高いです。しかしキズナだけが特別高いかと言われると決してそうではありません。キズナと同等クラスに強い馬は他にもいるんです。
このように述べるのは競馬ファンの皆様には間違った評価をしていただきたくないからです。キズナが嫌いだとか負けて欲しいとか思っているわけではありません。むしろ応援しているくらいです。

キズナの正しい評価ということについて書いてきましたが、最後はキズナの天皇賞(春)出走についての見解を述べたいと思います。

やはり課題は距離でしょう。成長してきて筋肉量もアップし、体系的にもマイラー色が隠し切れなくなってきています。3200mという長距離戦にも関わらず近年の天皇賞(春)は超高速状態になることも多く、この距離でも序盤のスピードがある程度要求されることにもなります。
昨年はこのレースのあとに骨折が発覚したこともあって、勝ち負け以外にダメージの面でも不安があります。せっかく戻ってきたばかりでこれからという時に怪我をしないようにしてもらいたいですね。骨折による身体的なダメージや馬への精神的な影響などもまだ拭いきれていない部分があると思います。キズナは走ってよくなるタイプなので、このレースで勝てばまた一つ壁を乗り越えることが出来るのではないかと思っております。

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