5/10(日)は東京競馬場・芝1600mにてNHKマイルカップ(GⅠ)が開催されます。3歳馬のチャンピオンマイラー決定戦として有名なレースです。今年は皐月賞を回避して、同レースに登録してきた馬も多いため出走可能のボーダーラインはちょっと高めです。
登録馬を収得金額順に並べましたので、以下のリストをまずは見てみましょう。
NHKマイルカップ登録馬(収得金額順)
順位 | 馬名 | 収得金額 | 前走 |
---|---|---|---|
1 | ヤマカツエース | 3500 | ニュージランドT(GⅡ)1着・優先出走権有 |
2 | アルマワイオリ | 3350 | ニュージランドT(GⅡ)3着・優先出走権有 |
3 | タガノアザガル | 2750 | 中スポ賞ファルコンS(GⅢ)1着 |
4 | アルビアーノ | 2600 | フラワーC(GⅢ)1着 |
5 | グァンチャーレ | 2250 | 報知杯弥生賞(GⅡ)4着 |
5 | ヤングマンパワー | 2250 | ニュージーランドT(GⅡ)8着 |
6 | クラリティスカイ | 2000 | 皐月賞(GⅠ)5着 |
7 | グランシルク | 1950 | ニュージランドT(GⅡ)2着・優先出走権有 |
8 | ニシノラッシュ | 1900 | クロッカスS(OP)1着 |
8 | ミュゼスルタン | 1900 | スプリングS(GⅡ)7着 |
8 | フミノムーン | 1900 | マーガレットS(OP)1着 |
8 | マテンロウハピネス | 1900 | 橘S(OP)1着 |
9 | ダノンメジャー | 1850 | スプリングS(GⅡ)5着 |
10 | クールホタルビ | 1800 | 桜花賞(GⅠ)18着 |
11 | コスモナインボール | 1700 | ニュージランドT(GⅡ)10着 |
11 | レンイングランド | 1700 | マーガレットS(OP)10着 |
12 | アヴニールマルシェ | 1650 | 共同通信杯(GⅢ)5着 |
13 | テンダリーヴォイス | 1400 | 桜花賞(GⅠ)12着 |
13 | ナイトフォックス | 1400 | 橘S(OP)8着 |
14 | ケツァルテナンゴ | 1200 | 中スポ賞ファルコンS(GⅢ)6着 |
14 | ジャストドゥイング | 1200 | ニュージーランドT(GⅠ)9着 |
14 | ワキノヒビキ | 1200 | マーガレットS(OP)8着 |
15 | ロードフェリーチェ | 1150 | 橘S(OP)7着 |
16 | アンビシャス | 900 | 毎日杯(GⅢ)3着 |
16 | ブルドッグボス | 900 | オキザリス賞(OP)1着 |
16 | ブラヴィッシモ | 900 | 橘S(OP)2着 |
16 | マルターズアポジー | 900 | ひめさゆり賞(500万下)1着 |
16 | スキースクール | 900 | 500万下1着 |
16 | ダイワエキスパート | 900 | 500万下1着 |
16 | ダッシングブレイズ | 900 | 500万下1着 |
NHKマイルカップのトライアル競走であるニュージランドTからはヤマカツエース、グランシルク、アルマワイオリの3頭が優先出走権を取り同レースに向かいます。
ヤマカツエースは池添厩舎で過去にNHKマイルカップを勝っているキングカメハメハの産駒です。500万を勝ってからアーリントンC(GⅢ)で重賞初挑戦するも6着に敗れます。しかしその後はファルコンS(GⅢ)で3着と着順を伸ばし、次のニュージランドT(GⅡ)では池添騎手の好騎乗もあって見事に重賞初勝利を収めました。1600m戦のポテンシャル勝負でしっかりと脚を引き出せ、ゴール前も強襲してくる他馬をねじ伏せる根性を見せました。走る度に強くなっている馬なのでここでも期待は出来ます。
グランシルクは戸田厩舎のステイゴールド産駒。前走のニュージランドTが初の重賞レースでしたが2着に大健闘し、重賞初勝利を狙います。ニュージランドTでは大きく出遅れて最後方からの競馬になったにも関わらず、大外から伸びてきて中団に位置し、最後の直線では猛追しての2着でした。ここで見せた末脚は出遅れさえなければ1着もあったでしょう。テンション上がりやすい産駒なので課題は多いけれど、その分まだ伸びしろの多い馬です。
着に入着したアルマワイオリは西浦厩舎のマツリダゴッホ産駒です。アルマワイオリも前走のニュージランドTではグランシルクほどではありませんがスタートを出遅れています。あとは道中でも若干掛かり気味でしたので本番は真面目に走れば好走しそうです。朝日杯でもちょっときつい競馬をしているので、ちゃんと走れば相当早いのではないか、と見ている馬です。まだまだ無駄が多いのでどれだけ成長しているかが見ものの馬です。
他にも皐月賞を回避してNHKマイルカップへと進んでくる馬もいますが、皐月賞や桜花賞組からの有力馬も不在でまだ重賞未勝利の馬達はここは大きな狙い目レースです。昨年はミッキーアイルという猛者もいたことで今よりは分り易い競馬だったのですが、今年はトライアルを勝ったのも伏兵で人気を読むのも難しそうですしどの馬が来てもおかしくない状況になりそうですね。
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