3/22（日）中山・芝1800mにて開催されるスプリングＳ（ＧⅡ）の枠順が確定しました。枠順は以下の通りです。

スプリングＳの枠順

スプリングＳの枠の傾向からすると内枠がやや有利ですが、１２頭と少頭数なので枠による有利不利は今回そこまで無いと見て良いでしょう。強いて言えば外枠で無ければとりあえずＯＫ、くらいの感覚で良いかと思います。

今回最も注目されているのがディープ産駒の２頭、リアルスティールとダノンプラチナはそれぞれ５枠６番と６枠８番に入りました。さらに内には３枠３番には京成杯（ＧⅢ）の勝馬ベルーフが入り、５枠６番には京成杯２着馬のブラックバゴが入りました。

器用な中山コースな故、中山が今回で３戦目となるブラックバゴが経験値的には有利か。賞金も足りていないしここは優先出走馬獲得を狙ってメイチ勝負である可能性はかなり高いですよね。
現状では収得賞金1,650万円までが出走可能となっており、ブラックバゴに加えて本番の出走が厳しいキタサンブラック、タケデンタイガー、フォワードカフェ、ベストミックス、マイネルサクセサー、マイネルシュバリエあたりは是が非でもここで出走権が欲しいところでしょう。３着までには入ってきそうな馬としてはこの辺りから絞っていきたいです。

リアルスティールは共同通信杯でも見せたようにレースセンスは抜群ですね。中山も嵌れば強いでしょう。ダービーを視野に入れて今は経験値を積み、この馬のポテンシャルをどんどん引き出していくことがこのトライアルでは求められているはずです。今までは結果がちゃんとついてきており順調ですが、今回メンバーも強くなって求められるレベルもどんどん高くなっていてます。このトライアルは一皮むけるには最高の舞台となるでしょう。

ダノンプラチナは朝日杯ＦＳ（ＧⅠ）で格の違いを見せつけました。デビュー４戦目にして初のＧⅠを舞台にゴール前では流し気味で余裕の圧勝。ブライトエンブレム、クラリティスカイをキレイに差し強豪相手に物怖じせず強い競馬を見せてくれました。この馬に勝てる馬がこのメンバーにいるのか？というくらいの強さを持っています。
しかし今回は初の中山に初の1800mです。マイルがベストと言われてきた馬達を圧倒してきたダノンプラチナの強さですが、1800mでも今までのように格の違いを見せる走りで圧倒するのかどうかが見ものです。

今回のスプリングＳで、多くの馬が今まで闘ったことのない強者と初めて対戦することになります。どの馬も境遇は同じで、そこを如何にして勝つかにかかっています。リアルスティールとダノンプラチナのディープ産駒２頭はこのメンバーでは間違いなくトップクラスの２頭ですが、出走権獲得に向けてメイチ勝負に賭けた馬達をまとめてねじ伏せるのは容易ではありません。

馬券的にはリアルスティールかダノンプラチナのどちらかを軸にして、上記であげた３着までに入ってきそうな馬５、６頭をヒモに組み立てていきたいと思います。この時期のトライアルはこういう各馬のポテンシャルに期待感を持って望むので予想するもいつもに増して楽しいですね！

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