【皐月賞】トゥザワールドら4頭大混戦の予感。

今週はいよいよクラシック三冠の第一戦となる皐月賞(中山芝2000m・GⅠ)が開催です。5月の日本ダービーと10月の菊花賞を占う上で欠かせない一戦です。

先週、有力馬の一角と見られていたバンドワゴン(栗東・石坂正厩舎、牡3歳)が脚部不安を発症して今回の皐月賞を回避することが、11日に石坂調教師によって発表されました。バンドワゴンを本命にと考えていた方々も多くいたことでしょう。嘆きの声が吹き荒れてます。これにより弥生賞、スプリングS、若葉Sのトライアルで権利を取った馬は全て出走予定となりました。

 

今回の皐月賞の有力馬をピックアップしてみました。

 

トゥザワールド(栗東・池江泰寿厩舎、牡3歳)
弥生賞を快勝し、現在4連勝中です。中山の2000mの経験もありますし、前走の勝ち方からもこの馬がおそらく一番人気でしょうか。バンドワゴン回避により強い逃げ馬がいなくなったので展開も大きく変わります。遅ければ前に行ってもよし、大逃げで勝負する馬がいれば控えれば良しと、自在性もあります。
ただし、弥生賞馬はやはり疲労が心配。トゥザワールドは長距離輸送です。一週前追いきりでは「前走がきつい競馬だっただけに若干の疲れもある」と川田騎手もコメントしております。皐月賞で疲労を抜いてダービー激走を狙うか・・・。それでも実力的に3着を外すことは考えにくいですね。鞍上は先週桜花賞で優勝した川田騎手の予定です。

 

トーセンスターダム(栗東・池江泰寿厩舎、牡3歳)
きさらぎ賞ではバンドワゴンを抑えて優勝したトーセンスターダム。初の長距離輸送となります。今月始めの調教でも「まだ背腰が甘いが、それも徐々に解消されてきた。乗り込んで良くなっていく馬だし、ダービーのころには良くなりそうだね」とトレーナーがコメントしてます。池江厩舎的には皐月賞はトゥザワールド、日本ダービーはトーセンスターダムという感じのローテーションと見受けられます。
皐月賞はダービーへのトライアルというような考えだとしても、地力で3着とかに来たりしそうですね・・・。

 

イスラボニータ(美浦・栗田博憲厩舎、牡3歳)
共同通信杯で1頭だけ57キロを背負って、休み明けながら完勝したイスラボニータ。今回初の右回り、初の中山、初の2000m、と課題が多いです。加えて出遅れ癖もあるので買いづらいところです。
先週桜花賞を勝利したハープスターに新潟2歳Sで敗れ惜しくも2着となりましたが、負けたのはハープスターとの一戦のみ。柔らかい走りでレースセンスのある馬なので、良馬場なら有利ですね。勝ちは怪しいかもしれませんが、上位候補です。

 

ロサギガンティア(美浦・藤沢和雄厩舎、牡3歳)
スプリングSでは出遅れ、コーナーでも外へ膨れるも勝利。気性面で心配な面がありますが、それでも勝利した前走の評価は高いです。鞍上はM.デムーロから柴田騎手に乗り替わり。デムーロ騎手の前走のリカバリーが見事だっただけに乗り替わりで分からなくなりましたね。ただ、力があってこその結果だと思うので底の見えない未知な強さは魅力です。

 

日曜の中山の天気は雨模様です。
中山の馬場が急に良くなってから差しも決まりそうな気配もあります。とにかくトリッキーな中山、馬のレベルも拮抗しているということでどの馬が来てもおかしくありません。今年の皐月賞は大混戦の様子です。

 

皐月賞の詳しい予想はコチラ!

 

皐月賞 登録馬

アジアエクスプレス 57.0
アデイインザライフ 57.0
アドマイヤデウス 57.0
イスラボニータ 57.0
ウインフルブルーム 57.0

キングズオブザサン 57.0
クラリティシチー 57.0
クリノカンパニー 57.0
コウエイワンマン 57.0
スズカデヴィアス 57.0

ステファノス 57.0
タガノグランパ 57.0
トゥザワールド 57.0
トーセンスターダム 57.0
バウンスシャッセ 55.0

バンドワゴン 57.0
ベルキャニオン 57.0
ロサギガンティア 57.0
ワンアンドオンリー 57.0

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