【安田記念】リアルインパクトは海外明けでGⅠはさすがに厳しいか?

予想

さて、日本ダービーも終わって今月は東京競馬場最後のGⅠ開催となる安田記念が開催される。
安田記念の出走馬の中で人気を集めそうなのは、現在3連勝中で勢いにノるモーリス、そしてオーストラリアのGⅠに挑んで帰国したばかりのリアルインパクト、前走スプリングC(GⅡ)から休み明け2戦目となるヴァンセンヌ。この3頭を中心に人気が集まりそうだ。

今回はその中でもオーストラリアから帰国して今年国内での初参戦となるリアルインパクトについて考察していきたいと思う。

まずはリアルインパクトの今までの戦績を振り返ってみたいと思う。重賞レースの成績は【4-5-2-14】。マイルの成績は【1-3-1-10】。安田記念は’11年(1着)、’12年(6着)、’14年(13着)と3回出走しており、3歳馬の時初めて参戦した安田記念を優勝している。重賞を25戦し、GⅠ2勝、GⅡ2勝をしている大ベテランの7歳馬だ。
今年の3月にオーストラリアでジョージライダーステークス(GⅠ・芝1500m)で1着、続いて4月にドンカスターマイル(GⅠ)で2着をとった。7歳という決して若くない馬が海外へ遠征し、オーストラリアのGⅠの舞台でこれだけの功績を残したのは大きく評価できる。ちなみに1着だったジョージライダーステークスはIFHA発表の世界GⅠランキングで45位となっている。2着をとったドンカスターマイルは43位。安田記念は45位なので、ほとんど同格のレースで功績を残した言って良いだろう。IFHAのGⅠランキングトップ100はコチラ

さて、海外遠征から約2ヶ月明けての安田記念参戦だが、気になるのは海外遠征後の疲れだ。オーストラリアでの1戦目では「初戦は8割の仕上げで行けるように考えていました。しかし、これだけ走りましたし、結果的には描いていたよりもさらに仕上がっていたのかもしれませんね。」(堀師)とコメントしていることから、1戦目はほぼメイチ仕上げで2戦目も2着に健闘していることからこの2戦が究極仕上げだったことが分かる。
昨年は3月にフジオーシャンS(GⅢ・8着)に出走し、中3週で高松宮記念(GⅠ・9着)を出走し、約2ヶ月後の安田記念(GⅠ・13着)というローテーションを組んでいる。今年のオーストラリアの2戦が昨年のフジオーシャンSと高松宮記念と考えると、昨年は惨敗している安田記念を見ても今年は厳しそうに思える。1週追い切りでは後ろから追ったモーリスに先着されているし、準備期間も短いのでさすがに万全な体制にはほど遠いか。

ディープインパクト産駒で初GⅠ勝利をした牡馬、海外GⅠ初勝利した牡馬、と馬自体の評価は非常に高い。種牡馬としての価値も上がっているので陣営もより慎重にレースに挑むだろう。このように、馬の戦績から高い評価はつけれるが、次走の安田記念を好走するかと言われると微妙なところだ。馬券的には来ても3着までという予想で、複勝、ワイド、3連系で買うなら枠順やオッズ、馬場状態を見て最終的に組み込むか判断したいと思う。

→安田記念2015の結果はコチラ

3連単1点勝負【3連単1点勝負】
2012年から2年連続で大幅にプラス収支を出している人気ランキング1位の情報屋。ほぼ毎日競馬新聞には載らないような情報を配信しているので読み物としても楽しめて参考になるサイト。
→3連単の予想ならココ!

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。