5/17（日）は東京マイルで第１０回ヴィクトリアマイル（ＧⅠ）が開催されます。今年で第１０回目となり歴史的にはまだ浅いレースですが、過去にウオッカやブエナビスタといった歴史的名牝を生み出してきた見どころ満載のレースです。

今筆者が世代問わず牝馬の中で一番注目している馬がこのヴィクトリアマイルに出走します。その牝馬の名はヌーヴォレコルト。今牝馬で名を馳せるハープスターやラキシスよりも強いのではないかと筆者は睨んでおります。今回のヴィクトリアマイルにはこの２頭は出走しないようなのでここでは１番人気に推されるでしょう。過去に秋華賞やエリザベス女王杯で１番人気に推されるも勝ち切れずに負けてしまった苦い経歴もあります。しかし、今ハープスターやラキシスと直線対決を行えば勝ちきれるくらいに成長していると思っております。惜しくもこのヴィクトリアマイルでは現役最強決定戦は実現できませんでしたが、ここはヌーヴォレコルトの１強と見るのが相応しいのではないでしょうか。

まずは登録馬を見てみましょう。

ヴィクトリアマイル登録馬

アルマディヴァン 55.0
ウエスタンメルシー 55.0
カフェブリリアント 55.0
グレイスフラワー 55.0
ケイアイエレガント 55.0

サングレアル 55.0
ショウナンパンドラ 55.0
スイートサルサ 55.0
ストレイトガール 55.0
スマートレイアー 55.0

タガノエトワール 55.0
ダンスアミーガ 55.0
ディアデラマドレ 55.0
デニムアンドルビー 55.0
ヌーヴォレコルト 55.0

バウンスシャッセ 55.0
ハナズゴール 55.0
パワースポット 55.0
ベルルミエール 55.0
ミナレット 55.0

メイショウマンボ 55.0
リトルゲルダ 55.0
レッドリヴェール 55.0

ハープスター、ラキシスが回避したわりには中々良いメンバーが揃ったと思います。

しかしやはり１番人気はヌーヴォレコルトで間違いないでしょう。昨年のオークス馬で、秋華賞、エリザベス女王杯と連続２着以上の功績を持つ馬はなかなかいません。重賞レースの成績は【3-3-1-0】と安定感抜群です。器用で根性もあり、競馬センスも抜群の馬です。しかし不安材料が全く無いわけではありません。瞬発力に関してはイマイチなこの馬にとって東京マイルという舞台は非常に難しいコースだと思います。勝負どころで一気にギアを上げられるような瞬発力の持ち主であれば長い直線で見せ場を作れそうですが、瞬発力に欠けるこの馬が東京マイルをどう走るかというところが同レースを攻略する鍵かと思われます。

前走は３月に行われた中山記念です。今年緒戦のレースでした。最期の直線では自分よりも大きい牡馬のロゴタイプとラチの狭い間を奥せずに突っ込んでいける勝負根性を見せて完勝しました。レース後の調教師のインタビューでは「瞬発力が欠ける点は事実。ならば自分から動いて後続にも脚を使わせる」とコメントしていますね。このレースでの岩田騎手のレース運びは結果的に勝ちに結びつきましたが、十分な間隔が無いスペースから先行馬を追い抜いたということで後に過怠金１５万円が科せられています。瞬発力が無い故にリスキーな騎乗をするしか無かったのです。今回は間違いなく他馬からマークされるでしょうし、一か八かが今回も通用するとは限りません。
しかし、そんな一か八かにも応えてくれるヌーヴォレコルトのメンタル面でのタフさと、技術的にも難しいことを要求されたにも関わらず上手く立ち回る操作性の高さ、そしてレース全体の進め方における競馬センスの高さなど、総合的に見て非常にレベルの高い牝馬であることが分かります。

輸送問題など課題はまだありますが、今世代で一番安定しているのではないかと思われるこの馬から馬券を組み立てていきたいと思います。ヴィクトリアマイルの３連単の買い目や出走馬の有力な情報は競馬メールマガジン「３連単１点勝負」で読むことができます。メールアドレスの登録で無料で読めるので気になる人は下記リンクよりご購読ください（フリーメール可）。

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