手前

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手前(てまえ)とは、馬が走る時の前肢の状況を指す。


右前肢を左前肢より常に前に出して走ることを右手前という。

これは後肢を大きく踏み込んで大地を蹴るための推進作用からくる歩法で、左前肢の場合も同じ。

特徴

動物は心臓が体の左側にあるので、左手前で走ることが自然である。

特に右回りのレースでは左手前で走らせる。前肢が着地するときに左脚が先に着地するので、外に膨らむ遠心力を抑えコーナリングがよりスムーズに行える。

しかし、先に着地する分左脚の負担が大きいのでコーナリングの必要のない最後の直線では右手前に切り替えることが多い。


日本では右回りが多く、アメリカは左回り、ヨーロッパでは左右が同じくらいの数の競馬場がある。