当て馬

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当て馬(あてうま)とは、馬の種付けの際にその気にならない牝馬を興奮させる事だけを目的に用意される牡馬の事をさす。


競馬関係者のなかでは試情馬ともいう。


特徴

一般的に、現役を引退した牡馬が当て馬として使用される。当て馬になるのは、人気のない種牡馬・引退した種牡馬などのうち気性の温和な馬が多い。

当て馬により牝馬の発情を確認する際は、「エプロン」と呼ばれる腰当てが当て馬に装着されたり、壁越しに当て馬を近づけるなどされ、実際に交配が行われないように配慮されており、牝馬の発情の有無が確認されると当て馬は牝馬から引き離される。

こうした当て馬の役割から、相手の様子や手の内を知るためだけに仮の人や意見を出すこと、またそれら出された人や意見自体のことを指して使うようになった。