天神乗り(てんじんのり)とは、騎手の馬の乗り方のひとつ。
鐙を長く持ち背筋を伸ばして、馬の背と垂直にまたがり鞍に腰を落とした騎乗の仕方。
対比して呼ばれる「モンキー乗り」は現在の主流で、天神乗りをする騎手はいない。
モンキー乗りは騎手の体重が馬の背の前方にかかるが、天神乗りは背中に直接体重がかかるので、馬の負担が大きくスピードが出にくいと考えられている。
そのため乗馬では天神乗りが一般的である。
昭和33年に保田隆芳騎手がアメリカに遠征し、帰国してモンキー乗りを導入するまでは日本の競馬はこの天神乗りが主流を占めていた。