伝貧
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伝貧(でんぴん)とは、馬伝染性貧血の略語。
感染した馬は一生治る見込みがなく、伝染性・死亡率も非常に高いため殺処置がとられる。
1978年に診断法が改正されてからは感染馬は減り、現在ではほとんど発症例はないが、かつては数多くの馬が伝貧と診断されていた。
症状
40℃前後の高熱を出し、2~4日後には平熱に戻る。
この状態を繰り返す、回帰熱の状態になり、感染した馬は次第に貧血・痩せていく。
対策
感染が判明すると安楽死の処置がとられ、中央競馬会は年2回、全在厩馬を対象とした定期検査を行なっている。
また、施設外から入厩する馬はその都度検査を実施している。