ニューポリトラック馬場

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ニューポリトラック馬場(にゅーぽりとらっくばば)とは、競馬に使用される馬場のひとつ。

電線被覆材、ポリエステル不織布、ポリウレタン繊維、硅砂、ワックス等を混合した物が使われている。


芝は使用しているうちに蹄によって表面が荒れてしまい、競走馬の故障の原因となったり、見栄えも悪くなる欠点がある。

また、ダートは、表面をならすだけで修復することができるが、乾くと人馬の健康上の被害や環境面での影響が懸念されている砂埃が発生したり、雨が降ると水溜りができたり流れたりしてしまう。

コンディションの維持の観点から、オールウェザー・全天候馬場とも呼ばれている、合成馬場・人工馬場が導入されるきっかけとなった。


特徴

優れた排水性を持ち、降雨による馬場の悪化や走行時のキックバックが少ない。

またクッション性に優れ、且つグリップ力があるため滑りにくく、均一性の高い安定した馬場である。

凍結抵抗性が高いので、冬季は不凍剤散布の必要がなく、粘着性も強く、散水作業も不要であり、乾燥時でも埃が少ないというメリットがある。