【安田記念】出走馬2015。人気上位4頭を考察してみた。

予想

安田記念の登録馬は19頭。登録馬は以下の通り。今回は登録馬の中でも人気上位が予想される3頭を考察してみたいと思う。

 

登録馬19頭

ヴァンセンヌ 58.0
エキストラエンド 58.0
カレンブラックヒル 58.0
クラレント 58.0
ケイアイエレガント 56.0
サクラゴスペル 58.0
サトノギャラント 58.0
サンライズメジャー 58.0
ダイワマッジョーレ 58.0
ダノンシャーク 58.0

フィエロ 58.0
フルーキー 58.0
ブレイズアトレイル 58.0
ミッキーアイル 58.0
メイショウマンボ 56.0
モーリス 58.0
リアルインパクト 58.0
レッドアリオン 58.0
ロゴタイプ 58.0

 

モーリス
若潮賞(1000万下・1着)→スピカS(1600万下・1着)→ダービー卿チャレンジ(GⅢ・1着)と3連勝中で現在勢いにノッている馬である。現在netkeibaでは単勝オッズ3.8で2番人気のフィエロ(4.4)を抑えて1番人気となっている(6/2現在)。人気の要因は前走のダービー卿CTの直線で見せたL1-10.9という驚異的ラップタイムだろう。ほぼ最後方でコーナーをまわって直線では爆発的な末脚で一気に突き抜け、2着のクラリティシチーに3馬身半差をつけて完勝した。その瞬発力とトップスピードまで到達する速さは化物級だ。4歳までこんな馬がくすぶっていたとは信じがたいが、現在急成長のスクリーンヒーロー産駒だ。
近2戦は戸崎騎手が乗っており、どちらも後方一気のスタイルで勝利している。今回の安田記念では川田騎手へと乗り替わりとなる。川田騎手はモーリスのデビュー3戦目である万両賞(500万下)で初騎乗し勝利している。その後もスプリングS(GⅡ・4着)→京都新聞杯(GⅡ・7着)と2度騎乗するも重賞では成績の残せずに敗れている。しかし、その後はスプリングSで負かされたクラリティシチーに、ダービー卿CTで3馬身半差をつけて圧勝していることから馬の急成長ぶりが伺える。川田騎手は約1年ぶりの騎乗で、タフな東京マイルは未経験、斥量も初めての58kgと決して楽ではないだろう。折り合いの面や出遅れ癖もあるので難しい馬ではあるが、川田騎手は乗りこなせるか。

 

フィエロ
安田記念への出走は今年で2度目となる。昨年も出走しているリピーターだ。昨年はテン乗りの岩田騎手で8着に敗れている。今年もマイラーズCから進んできており、昨年と同様のローテーションで挑む。前走のマイラーズCではテン乗りだった戸崎騎手で3着に入着。マイラーズCでは直線序盤では最内に徹して何とか捌き、ラスト1Fでようやく伸びて3着というかたち。本番でトップスピード面が問われても勝負が出来ることは確かだろう。
フィエロには前走に引き続き戸崎騎手が騎乗予定。モーリスではなくフィエロに騎乗するのはフィエロの方が強いからとかそういう理由ではなく、もともとマイラーズCと安田記念がセットでという話だったので騎手が選択したから強いということではないだろう。

 

ヴァンセンヌ
昨年は500万下、1000万下、1600万下を順調に勝ち進み、今年に入って重賞レースに初挑戦。京都新聞杯(GⅢ・1着)→スプリングC(GⅡ・2着)と今年も順調のヴァンセンヌ。東京は3戦2勝2着1回。東京マイルでの実績もある。1600mよりも長い距離の実績もあるのも大きいし、斥量58kgで勝っているという点も大きい。稍での好走も多く、馬場が渋れば信頼度は増すか。安田記念は時期的にも道悪になる可能性も高いので、良でも重馬場でも実績のあるこの馬ならある程度馬場が渋ってもこなしてくれそうだ。
鞍上は福永騎手で昨年から4戦続けて騎乗している。相性も良さそうである。故障に見舞われて出世が遅れた分、今までの遅れを取り戻すかのように好調に進めてきている。

 

まとめ

ダービー卿CTのモーリスの末脚は正直驚いた。これほど強い馬が4歳世代でくすぶっていたのかといった感じだ。昨年からの急成長ぶりに驚かされた競馬ファンも多いのではないだろうか。
しかし、今回の安田記念においてはアタマで買うにはちょっとリスキーかなと推測する。乗り替わり、初の東京マイル、斥量+3kg、左回りの不安、と不安要素が多い。さらにスクリーンヒーロー産駒と東京競馬場の相性が悪すぎるというデータもある。(スクリーンヒーロー産駒の成績
この産駒はデビューして3年目だが、54戦してわずか1勝。さらに直線の長い新潟競馬場でも32戦して未勝利というデータがある。速い脚を長く使う競馬はスクリーンヒーロー産駒にとって苦手と見て良いだろう。中山のようなコーナーがきつくて直線も短いコースなら走るが、直線の長いコースとなるとからっきしダメな可能性がある。実際に東京芝1400mで行われた京成杯2歳S(GⅡ)では6着、京都の外回りのシンザン記念(GⅢ)では5着、同じく外回りの京都新聞杯(GⅡ)では7着とパッとしない。データ的にはモーリスを買える材料は無いと考えて良いだろう。

 

フィエロに関しては安定感のある馬だがパンチ力に欠けるといった感じ。前走のマイラーズCでは最内から伸びてきてギリギリ3着だったが、スムーズな競馬ではなかったのでダメージから回復させるのに2週間かかったとのこと。確かにゴール前は最内から狭い間をぬっての難しいゴールだったが、これでダメージが残るようではGⅠを取るには厳しいか?といった印象。重賞で【0-2-2-2】と未勝利ながら、大崩れはないので押さえ程度かと。

 

さて、この3頭の中で1番評価できるのはヴァンセンヌだ。

 

東京コース適正、距離適正、斥量58kgでの実勢が揃っている馬で、重賞勝ちの経験もある。この3頭の中では信頼度が高めだ。馬場が渋ってもこなせそうだし馬券圏内は間違い無さそうだ。3連系の軸には向いてそうな馬だ。唯一スローしか経験をしていないという点が気になるくらいか。スローの上がり勝負になれば馬券圏内は確実だろうと見ている。スローでなくとも末脚の活きる展開なら好勝負できるはず。人気もそこそこで妙味的にもここから馬券を組んでいくのは面白そうだ。

 

→安田記念2015の結果はコチラ

 

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