【ヴィクトリアマイル】過去の傾向から読み解くヴィクトリアマイルの勝馬。

週末17日の日曜日は第10回ヴィクトリアマイル(GⅠ)が開催されます。先週に引き続き東京のマイルで開催される牝馬限定のマイル戦です。今回はヴィクトリアマイルの過去のデータ(過去10年)から傾向を探ってみたいと思います。
 

傾向データ

先行・差し有利

逃げ 【0-1-1-6】
先行 【3-3-3-20】
差し 【5-3-2-52】
追込 【0-1-2-41】

 
脚質的には差し馬が優勢ですね。東京マイルはスタミナ消耗戦になりやすいタフなコースですから逃げ切りは厳しいですね。しかし後ろから行き過ぎても届かない傾向にあります。差し馬の中でも中団からレースを進められるタイプが有利と言えるでしょう。内側の馬場が極度に荒れていない限りコーナーの形状から内枠に入った力のある先行馬か差し馬が有利とされています。古馬OPともなれば差しが50%を超えるというデータもあります。
 

内枠有利

1枠 【1-2-5-10】
2枠 【1-2-1-14】
3枠 【2-0-0-16】
4枠 【0-1-0-17】
5枠 【0-1-1-16】
6枠 【3-0-0-15】
7枠 【1-1-1-22】
8枠 【1-2-1-22】

 
枠別で見ると、1~3枠の内枠に好走馬が集中しています。東京のマイルはスタート後の直線も長く、3コーナーの入りに下り坂があり一息入れる事が難しく、高低差2mの急坂に加えて最期の直線も長いコースで非常にスタミナが消耗されやすいコースです。コースのタフさからロスなくまわれる内枠の方がやや有利に思えます。しかし、昨年は7枠のヴィルシーナが勝利していますし、’11年は8枠のアパパネが1着、2着には7枠のブエナビスタが入着しており、外枠の成績も決して悪ありません。好位につけることが重要でスタート後の直線も長いので枠順による有利不利はそこまで無いと考えてよいでしょう。
 

牝馬限定戦にしては堅実

1番人気 【3-2-0-3】
2番人気 【2-0-0-6】
3番人気 【0-1-2-5】
4番人気 【1-0-2-5】
5番人気 【1-0-1-6】
6番人気 【0-0-0-8】
7番人気以下 【1-5-3-86】

 
1番人気が勝率・連対率ともにトップで牝馬限定戦にしては堅実な印象をうけます。しかし、2番人気~6番人気が不調で7番人気以下の連対が多く、堅実そうに見えてそうでないのがヴィクトリアマイルの難しいところです。1番人気が勝っても馬券圏内には人気二桁の馬が好走するケースが多いので、1番人気をアタマにした場合は手広く買っていった方が良いでしょう。
 

阪神牝馬S組中心

阪神牝馬S 【2-4-2-41】
中山牝馬S 【1-1-2-7】
福島牝馬S 【0-1-1-33】
京都牝馬S 【0-0-0-1】
高松宮記念 【0-0-0-3】
ダービー卿CT 【1-0-1-3】
東京新聞杯 【0-0-0-0】
中日新聞杯 【0-0-0-1】
ドバイ 【2-2-0-1】

 
ヴィクトリアマイルは様々な路線からでもチャンスがあるレースです。一番母体が多いのは前哨戦としても有名な阪神牝馬Sですね。1着馬にはヴィクトリアマイルへの優先出走権が与えられます。今年の勝馬は現在絶好調のカフェブリリアントでした。昨年のヴィルシーナもこのレースからの臨戦でした。しかし、ヴィルシーナは阪神牝馬Sでは11着で、同レースで惨敗していても本番で変身する場合がありますので、勝馬以外の馬もよく見ておく必要があります。
ドバイからの成績も良いですが、3月末のドバイを本番に挑んだ馬が日本帰国後の緒戦をここで走ることがあります。ヴィクトリアマイルの前哨戦という位置づけではありませんし、海外へ行くような馬はそもそも能力が高いので好勝負になっているだけです。今年は登録がありませんので気にしなくてよいでしょう。
 

4,5歳が中心

4歳 【6-6-3-59】
5歳 【2-2-3-33】
6歳 【0-0-2-19】
7歳上 【0-0-0-8】

 
4歳と5歳と中心となっております。4歳の方が好走馬が多いですが、勝率と複勝率で言うとそこまで変わりません。6歳以上の馬はアタマでは買いづらいですね。
 

まとめ

上記の過去の傾向から読み解くヴィクトリアマイルの勝馬はスマートレイアーです。
枠順はまだ確定していませんが、人気、ステップレース、脚質、馬齢と条件的に一番当てはまるのはこの馬でしょう。

昨年2014年のヴィクトリアマイルにも1番人気で出走していますが結果は8着でした。今年はリベンジに燃えている馬です。

鞍上は昨年同様武豊騎手の予定です。今年も昨年と同様のローテーションを組み、「今年こそは」と陣営の強い意欲を感じます。昨年は阪神牝馬Sで1着からの本番でしたが、今年は1番人気に推されるも結果は4着でした。悪くない競馬でしたが最期の直線では伸びなかったですね。道中の折り合いも問題なさそうでしたし自然といい形で直線を向けて形は良かったのですが、あと一歩足りずといった印象です。1回叩いて本番のヴィクトリアマイルでハジけるパターンかもしれませんね。
昨年のヴィクトリアマイルでは道中少し引っ掛かる一面もありましたが、スタートもうまく決まりましたし直線までは悪い展開ではありませんでした。しかし最後の直線で前に進路がなく外へ持って行くと他馬が寄れてきたり、抜け出しのタイミングが他の馬とかぶったりで終始窮屈な競馬を強いられて馬群から抜けだせずに終わったという印象でした。もう少し内で我慢して仕掛けるのを待てば結果は違ったかもしれません。武豊騎手自身も悔やまれる騎乗だっただけに今年こそは昨年の雪辱を果たしたいところでしょう。

ヴィクトリアマイルの有力馬の情報や、当日の3連単の予想は競馬メールマガジン「3連単1点勝負」で配信しております。無料で読めますので気になる人は下記リンクをクリックして情報をお受取りください!

↓↓

3連単1点勝負【3連単1点勝負】
2012年から2年連続で大幅にプラス収支を出している人気ランキング1位の情報屋。ほぼ毎日競馬新聞には載らないような情報を配信しているので読み物としても楽しめて参考になるサイト。
→3連単の予想ならココ!

 

 

 

【ヴィクトリアマイル】過去の傾向から読み解くヴィクトリアマイルの勝馬。」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 【ヴィクトリアマイル】枠順2015。人気薄の激走狙い。 | 競馬予想ブログ「ウィニング」重賞レースの予想が無料!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。