週末29日（日）に中京・芝1200mで開催される高松宮記念（ＧⅠ）の枠順が確定しました。枠順は以下の通りです。

高松宮記念の枠順

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１５番から外へ順にハクサンムーン、ミッキーアイル、コパノリチャード、ストレイトガールと、人気上位４頭がキレイに外枠に並びました。こんな偶然あるのか？と疑ってしまいたくなるような枠順です。内目に入ったのは香港馬のエアロヴェロシティくらいです。本当に公平に抽選で決められているのか疑問に思えてきます。これはさすがに詰め込んだ感が否めません。

さて、どうこう言っても仕方ありません。公平な抽選のもと決められた枠順をもとに各馬を考察していきましょう。

基本的には内枠有利の法則がここでもありますが、改修後の中京コースは外枠から決まることも多いです。むしろ近年は多すぎるくらい外枠からの勝ちが目立ちます。
正確に言えば改修後の中京コースはバンクの影響で外枠は直線も外、内枠は直線も内を走ることになります。そうでなければかなり距離をロスすることになります。バンクの勢いを利用できるため後方からの馬は外枠が良く、荒れ芝が苦手な馬は外枠が良いとされています。
「内枠を引きたい」という騎手が多かっただけに有力馬がこぞって外枠に入ったため、内枠は外から包まれることが予想されます。

枠だけで言えば最内１番に入ったリトルゲルダ（菱田裕二騎手）、３番のローブティサージュ（池添謙一騎手）、１３番のダイワマッジョーレ（M.デムーロ騎手）あたりは悪くない印象です。

リトルゲルダは昨年に九州記念（ＧⅢ）とセントウルＳ（ＧⅡ）の２戦とも１枠１番から勝っており、何かと縁のある枠ですね。しかし小倉・阪神と中京では内枠の特性が全く違うのでそこまでプラス材料になるわけではありません。ただ最内は悪くないので早めにいい位置に居れるようにしたいですね。

３番に入ったローブティサージュは好位の内でジッと待ち、直線でスパート、という形に持っていければこの馬の一番得意とする展開に持っていけるのではないでしょうか。オークス、ヴィクトリアマイル、スプリンターズＳと、左回りのＧⅠも３戦しています。ただそのどのレースでも惨敗しているのでここもそこまでのプラス材料にはなりませんね。

１３番のダイワマッジョーレは前走の阪急杯と同じ枠からのスタートとなりました。前走この枠が厳しかったのでデムーロ騎手は「内枠がほしい」と言っていたのですが、今回も同枠。外にコパノリチャード、ハクサンムーン、ミッキーアイルと前に付ける馬が多いので前走以上に厳しくはなりそうですが、不思議と他の馬に比べるとまだましな位置に思えてきます。鞍上もデムーロ騎手になり信頼度は高いです。

前記事ではパンパンの良馬場なら複勝圏内は堅いと予想したストレイトガールもさすがに大外枠で重馬場なら信頼度は低くなります。今一番有力視できるのは混戦をかろうじて避けることができそうなダイワマッジョーレと内目から逃げ押し切りもあり得るエアロヴェロシティの２頭といったところでしょうか。この２頭から厚めに買って３連系で高配当を期待するのも良いかもしれません。

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