ヴィクトリアマイルは３連単でＧⅠ史上最高額の２０７０万円を叩き出すというとんでもない結果となりました。１着には５番人気のストレイトガール、２着に１２番人気のケイアイエレガント、３着には１８番人気のミナレットが入着しました。
今回のヴィクトリアマイルでこの大波乱を演出したのは３着に入着したミナレット（江田騎手）でした。溜めても勝てないとふんで大逃げを図った江田照男騎手は直線に入っても大きなリードを保ったままでした。ここで会場にもどよめきが・・・。まさかこのまま・・・！？と私も一瞬頭をよぎりました。
直線では後ろの脚が速いとされていた馬がほとんど来ず、単独２番手だったケイアイエレガントがミナレットを交わし、それをストレイトガールがアタマ差をつけて優勝しました。大逃げを図ったミナレットが３着に粘り、二桁人気の馬が２着３着に食い込むという大波乱の幕切れとなりました。
ヴィクトリアマイルの枠順が確定いたしました。
一番人気のヌーヴォレコルトは７枠１５番に入りました。
ヴィクトリアマイルにおける枠順の有利不利は、【ヴィクトリアマイル】過去の傾向から読み解くヴィクトリアマイルの勝馬。でも記した通りそこまで重要視はしなくても良いでしょう。一応データでみると内枠が若干有利な傾向はありますが、ブエナビスタやアパパネは外枠でも勝っていますし複勝率で言えば外枠も内枠とほとんど変わりません。
ヌーヴォレコルトの７枠は私的には悪くありませんね。アタマで買うのはどうかと悩んでいたのでこれで心置きなく馬連の軸に出来ます。
ヴィクトリアマイルはヌーヴォレコルト（岩田康誠）の圧倒的１番人気が予想されます。重賞レースの全７戦の成績は【3-3-1-0】と抜群の安定感を誇る実績の持ち主です。そんなヌーヴォレコルトの重賞レース全７戦を振り返ってみたいと思います。
ハープスターが単勝1.1倍の人気をつけ、ハープスター１強と言われたレースでした。ハープスターは堅い軸でしたが相手選びが難解でした。重賞レース初参戦となるヌーヴォレコルトは単勝４番人気。
スタートはまずまずで先行各馬を見ながら中団外目を追走します。３～４コーナーでも外目の中団で、直線ではラスト１００ｍで馬群から抜け出すもさらに外の後方から伸びてきたハープスターはさらに先を行き、最後まで届かず２着に敗れます。
ペース的にはそこそこ流れていて前半３Ｆ６０秒を切っており、そこからもペースは上がっており終い３Ｆの勝負になっております。これまでスローで勝ってきたヌーヴォレコルトがこのペースで勝てたのは好評価でした。１番人気ハープスターの決め手に屈するも２着死守し、いざ桜花賞へ駒へ進めます！
週末１７日の日曜日は第１０回ヴィクトリアマイル（ＧⅠ）が開催されます。先週に引き続き東京のマイルで開催される牝馬限定のマイル戦です。今回はヴィクトリアマイルの過去のデータ（過去１０年）から傾向を探ってみたいと思います。
脚質的には差し馬が優勢ですね。東京マイルはスタミナ消耗戦になりやすいタフなコースですから逃げ切りは厳しいですね。しかし後ろから行き過ぎても届かない傾向にあります。差し馬の中でも中団からレースを進められるタイプが有利と言えるでしょう。内側の馬場が極度に荒れていない限りコーナーの形状から内枠に入った力のある先行馬か差し馬が有利とされています。古馬ＯＰともなれば差しが５０％を超えるというデータもあります。
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第１０回ヴィクトリアマイルの予想オッズをあげてみました。予想オッズは筆者の独断と偏見で予想しているので当日には必ず公式データにて確認しましょう。
ヌーヴォレコルト（岩田） 2.5倍
スマートレイアー（武豊） 5.8倍
カフェブリリアント（福永） 6.3倍
ディアデラマドレ（藤岡康） 6.8倍
スイートサルサ（田中） 8.5倍
バウンスシャッセ（北村） 14.2倍
ストレイトガール（戸崎） 14.8倍
ベルルミエール（川島） 15.2倍
ショウナンパンドラ（浜中） 19.5倍
ケイアイエレガント（吉田） 19.8倍
ミナレット（鞍上未定） 20.6倍
レッドリヴェール（ルメール） 21.6倍
メイショウマンボ（武幸） 33.8倍
アルマディヴァン（勝浦） 59.4倍
タガノエトワール（川田） 60.2倍
ハナズゴール（丸田） 72.3倍
リトルゲルダ（Ｍデムーロ） 78.6倍
ウエスタンメルシー（内田） 80.1倍
先行 【3-3-3-20】
差し 【5-3-2-52】
追込 【0-1-2-41】